Career Path
Qクラウドエンジニアを目指したきっかけは何ですか?
前職では社内の物理サーバ管理を担当していて、ハードウェア障害のたびに深夜対応が続く日々でした。クラウドなら冗長化やスケールが設計でコントロールできると知り、独学で Azure の資格を取得しました。バイトブームに転職したのは、資格取得後に「実際の大規模クラウド案件に携わりたい」という気持ちが強くなったからです。面接で複数の金融・製造クライアントのクラウド移行プロジェクトがあると聞き、ここなら本格的に経験を積めると判断しました。
Q入社してから、どんなプロジェクトを経験しましたか?
最初の2年は製造業クライアントのオンプレミス→Azure 移行プロジェクトでした。仮想マシンの移行から始め、Azure Kubernetes Service を使ったコンテナ化まで一通り経験しました。3年目からは GCP を使った新規プロジェクトにアサインされ、BigQuery でのデータ基盤構築も担当しました。現在は両クラウドを横断して、クライアントの要件に合わせて最適なプラットフォームを提案する立場になっています。
Work & Technology
QAzureとGCPを使い分けるポイントを教えてください。
大雑把に言うと、Azure は既存の Windows Server / Active Directory 環境とのシームレスな統合が強く、Microsoft 製品を多く使う企業に向いています。一方 GCP はデータ分析・機械学習ワークロードとの親和性が高く、BigQuery や Vertex AI を活用したデータドリブンなシステムに強みがあります。「どちらを選ぶか」ではなく「クライアントの既存環境・ロードマップに何が合うか」で提案するのが私のスタンスです。
Qサーバレスアーキテクチャの魅力と難しさを教えてください。
魅力は「サーバ管理ゼロ・スケールアウト自動」という運用コストの低さです。Azure Functions や Cloud Run を使えば、ピーク時だけ自動でスケールし、低負荷時はほぼコストゼロになります。難しいのはコールドスタートの遅延管理と、分散トレーシングです。複数の Function が連携するアーキテクチャでは、どこで遅延が起きているかを追うのが難しい。Azure Monitor と Cloud Trace を組み合わせた可観測性の設計が、サーバレスの品質を決めると感じています。
QInfrastructure as Code についてはいかがですか?
Terraform を中心に使っています。Azure 向けは azurerm プロバイダー、GCP は google プロバイダーで統一していて、1つの Terraform リポジトリで両クラウドのリソースを管理できる体制を作りました。手作業のインフラ変更はすべて禁止し、GitHub Actions からの CI/CD パイプラインで apply を行う運用にしています。「コードを見れば環境の全体像が分かる」という状態を保つことが、長期運用での属人化防止につながります。